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2019/10/03 12:03

10月に入り、もう年末が見えてきているのですがまだ半袖を着れてしまう気温ですね。ただ、流石に陽が落ちると肌寒くなってきているのは事実で、そんな時はこちらを羽織りましよう。


さて、今回はフランス アルザス地方にあるフランス最古のタナリーが鞣す、サポートロをご紹介。

※上の四角いスワッチから時計回りに、ブラウン、バーガンディ、ブラック、ダークブラウン、マルーン

こちらはとても肉厚のオイルアップされた皮革になります。通常のカーフが1.4mm前後の厚みに対し、こちらは軽く2.0mmを超えてきます。その肉厚具合から同じサイズの同じ靴でも重厚感が増しドッシリした雰囲気に仕上がり、これからの季節の重衣料に合わせるにはもってこい!の選択肢です。私もココン時代に早々にこちらの皮革で靴を仕立て、雨、雪の中を通勤した事を思い出します。某フランスの靴メーカーにも皮革を供給している信頼、実績共に一流のタナリーです。サポートロの特徴としまして雨が染み難い点でこちらに尽きます。雨を弾くというよりも、水分を吸い込むのが他のカーフなどと比べてとても遅いです。完全に防水といった機能があるわけではございません。

しかし、本気のウォータープルーフとなると選択肢はゴム長になります。折角お洒落したのにゴム長は履きませんよね?そんな紳士の皆様に、本当の悪天候用にこちらのサポートロで是非靴をお仕立てください。ゴム長は外からの雨、雪は染みてきませんが、ゴムのため内側から蒸れて濡れてしまいます。このサポートロで仕立てますと足はサラッとしているのに雨は殆ど染みない、悪天候にこれほど心強い相棒はいないでしょう。お手入れも簡単なのもポイントでシーズン中はブラッシングで十分。シーズンオフにしっかりメンテナンスすればOKなのもいいですね。


以前はこちらのタナリーを使用してお仕立てされる場合¥3,000のアップチャージをいただいておりましたが、国内でも入手できるようになり、輸送コストなどを省くことができ今はアップチャージをいただいておりません。
まだ、今月中のオーダーであれば冬の間に間に合うと思います。

店頭にもサポートロを使用したチャッカーブーツを展示しておりますので、現物をご覧になれます。
ぜひ、ご検討くださいませ。