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2020/01/25 18:28

今まで私の販売するものは嗜好品だと思っていましたが、その考えは違っていたなと最近は思うようになりました。
そもそも靴とは、足を外的要因から保護するもので足さえ守れていれば役割は果たせますから、なんでも良いのかもしれません。
しかし、社会ではそう自由にいきません。
世の中には1万円もしない靴から100万円を超える靴まで存在します。

では、どの価格から嗜好品となるのでしょうか?それは単に価格ではなく、文化、価値観で変わるのだと思います。
(※モノの材料の質、手間隙からの価格から大きく外れているものは良くないでしょう)

私の価値観は歳を重ねたときに、年相応の身なりをしていたい。美しくいたい。この考えが根幹です。
(ですので、この考えから外れることが私の嗜好品となります)
ですから、私の装いは年齢より高めに見えるかもしれません。では、年相応とはどんなことを指すのでしょうか?私の考えは、60代や70代、80代になったときに、流行物を身に纏うことなく、自分の人生と一緒に使い込んだモノが身の回りにあることを指します。新しいモノを否定するのではなく、例えるとアンティーク 家具やヴィンテージジーンズのように。それが本人に似合う1番のジーンズです。加工を施し年季の入ったように見えるものは本物とは言えないでしょう。そのような場所を目指しているので、自ずと長く飽きのこないクラシックなモノを好みます。靴が8万円してもそれが30年も履けるとなるとそれは、贅沢なことでしょうか?嗜好品になるのでしょうか?20万円してもそれは嗜好品になってしまうのでしょうか?同じ20万円でも5年で飽きてしまうことが贅沢なのではないでしょうか?
単にお金の額面だけで考えるとそれは高いお買い物です。しかし、いつもあなたを喜ばせてくれる靴だったらどうでしょう?あなたの生活に潤いを与えてくれる靴だったらどうでしょう?生活の一部になり得るのであればそれは嗜好品ではなく必需品になります。
ではどのような靴があなたを喜ばせてくれるのでしょうか?

それはあなたの足や身体にピッタリと合い、上質で飽きのこないシンプルなモノだと思います。
製造国やブランドネーム、どこの革かなどで判断することも一つの判断材料になると思いますが、果たしてそれで良いのでしょうか?
仕事柄、有名メイカーでもこんな造りなのかとビックリすることも少なくありません。

私はお客様にずっと変わることない価値を提供したいと常々思っています。
少し頭の硬い部分はあるかもしれませんが、それらは全てお客様のことを思ってのことです。
買った、売ったを繰り返すのではなく、本物に出会えるそんなお店作りを心がけています。

靴でお悩みの方、是非遊びにいらしてください。

まとめ
当店限定の革をそのうちご紹介できそうです。どうぞ、ご期待くださいませ。